成果の上がる職場のコミュニケーション

こんにちは、カウンセラーの岩本祥子です。

新しい年度の始まりですね。

組織においては、色々と新たに始めることが多かったり、ニューフェイスが加わるなど、チームの意思疎通や団結力に磨きをかける必要があることでしょう。

そこで、今回は「職場のコミュニケーション」について触れたいと思います。

職場のコミュニケーションは、上司と部下、先輩・後輩や同僚等さまざまな場面で発生しますね。

皆さんは、職場の仲間と仕事を遂行するために、会議やミーティングはもちろんのこと、日々、何気ないやり取りをたくさんしていると思います。
コロナの影響でリモートでの業務も増えていて、場合によっては、相手の様子や顔を見合わすことなく対話をすることもあることでしょう。

では、そんな相手との会話において、どれだけご自身の思っていること、言いたいことが正確に相手に理解されているでしょうか。あるいは、どれだけ正確にご自身は相手の思いを理解できているでしょうか。

共通の日本語を使って会話しているのに、お互いに伝えたいことを相手に伝える、伝わるというのは案外、難しいものです。

人それぞれに考えた方や捉え方、イメージの仕方などが違うわけですから、それは仕方のないことではあります。
けれども、そこから生じる誤解や行き違いは、少しでも埋めたいものですね。

そのためには、「自分本位の伝え方、受け取り方にならないようにする」ことがポイントです。
「言わなくても、私の気持ちはわかっているだろう」は独りよがりになっていたり、誤解を招きます。相手が自分の伝えたいことを理解しているか確認してみたり、共通にイメージしやすいような表現を用いるなど、一方通行ではなく言葉のキャッチボールを交わすことは効果的です。

また、職場でやりがいを感じられるよう、お互いに相手を承認する姿勢は大切です。

相手のできている点や能力、努力などを素直な気持ちでほめたり、ねぎらったり、称賛する。そうされることで相手は自信を持てたり、モチベーションが上がったりして、お互いに良い仕事につながるのではないでしょうか。
日々、「ありがとう」の感謝の言葉を掛け合うこともお勧めします。

もし、後輩がミスをしてしまって落ち込んでいたら、その時こそ、相手の失敗点ではなく、できていた点に目を向けてみましょう。
どんな人でも、どんな時でも、できていることや良い点は必ずあるはずです。
それを相手に伝えてあげられるといいですね。
きっと、自信を取り戻しチームの仲間として成長を遂げて、結果、あなたの助けとなってくれることでしょう。

できなかった点を反省し改善することも大事ではありますが、できている点を相手に自覚してもらうことで、その部分の能力を伸ばしてもらうことも良い成果につながる効果が期待できます。