冷えは体にも心にも厳しいです
こんにちは、カウンセラーの岩本祥子です。
だいぶ寒くなってきましたね。
夜は寝つけず、朝は布団からなかなか出られないなんてことはありませんか。
今回は、冷えについて書いてみます。
冷えは「万病の元」といわれるように、肩こり、頭痛、めまい、腰痛、腹痛、便秘、生理痛、生理不順、不妊、体のだるさ、不眠、イライラ、自律神経の乱れ、アレルギー、脳・心筋梗塞、動脈硬化など様々な症状の原因の一つとされています。
冷えた身体は血行不良で代謝が悪く、活力と免疫力が低下するからです。
身体が血行不良の状態だと筋肉が硬直して、気持ちもリラックスしにくくなります。
ですから、身体はなるべく温めたいですね。
さらに、理想的な身体の温まった状態を「頭寒足熱」といいます。文字どおり、頭(上半身)が冷えていて足(下半身)が温かい状態です。下半身や足を温めると体の芯が温まり、血行がよくなり各細胞に酸素と栄養素が運ばれるため代謝がよくなります。
冷えの原因は生活習慣にあると考えられます。
以下に改善のポイントを挙げてみます。
①食事:根菜類、生姜など身体を温めるもの、旬のもの、温かいものをとる。
②運動:軽い運動、特に下半身を使う散歩、ウオーキング、ストレッチなど。
※下半身の運動はたくさんの熱を作り出します。
③入浴:身体の芯を温めるために、ぬるめのお湯にゆっくりつかる。
※シャワーは身体の表面だけ温め、かえって冷えます。
④ストレス軽減:心身をリラックスするために、休息、マッサージなど。
※緊張、焦り、イライラなどストレス状態は身体を硬直させて血行不良です。
⑤温度調節:体温調節機能が正常に働くよう、冷暖房の温度設定は緩めに。
※過度な冷暖房の温度設定は上半身が温まり、下半身が冷えてしまいます。
知らず知らずに、「顔はほてって足は冷たい」などの状態になっていませんか?
これらをご参考に意識して「頭寒足熱」を目指しましょう。