ストレスになりやすい考え方のクセ

こんにちは、カウンセラーの岩本祥子です。

物事や出来事に対して、人それぞれ受け止め方って違いますよね。
また、同じ人でもポジティブに考えられる時もあれば、そうではない時もあるでしょう。

今回は、ストレスを起こしやすい「考え方のクセ」について書いてみたいと思います。

「極端なものの考え方や捉え方」の代表的なものを以下のようにまとめてみました。
気持ちが動揺した時など、あなたの頭の中に、こうした特徴的な考え方が浮かんだことはありませんか。

<極端な考え>

成功か失敗か、0か100かなど極端に考える。「必ず〜しなければならない」と考える。
例えば、「全ての業務で良い結果を出さなければ、全て失敗したと同然だ」など。

<一般化する>

いつも○○に違いないと考える。一つダメなことがあると全てがダメだと思う。
例えば、「前の部署で人間関係がうまくいかなかった。異動先でも、きっと周囲とうまくやれないに違いない」など。

<否定的に考えすぎる>

悪い点は大げさに考え、良い点は過小に捉える。わずかな兆候でも、もうダメだと思ってしまう。何でも自分の責任のように思ってしまう。
例えば、「上司に仕事ぶりを褒められたが、それは当たり前。それより、先輩に注意されたあの一言が気になる。やっぱり、私は仕事ができないダメな人間だ」など。

これらの考え方のクセは誰にでも心当たりがあると思います。もちろん、私も持っています。また、複数のパターンを同時に持っていたりします。

ストレスを感じた時には、「自分は今、極端な考えになっていない?」と振り返ってみましょう。少し客観的に自分を見てみると、必要以上に上記のような考え方になっていることがあるかもしれません。「そこまで考えなくてもいいよね」と意識してみるだけでも、だいぶ気持ちが楽に持てるのではないでしょうか。