歯の本数からわかる?!栄養バランス

こんにちは、カウンセラーの岩本祥子です。

実りの秋、食べ物がおいしくて、ついつい食べ過ぎちゃいます。
そこで今回は、ちょっと面白い角度からの栄養のとり方について、お伝えします。
それは、歯の本数の割合からみたものです。

ヒトの永久歯は32(親知らずを除くと28)本で、そのうち、野菜や果物を食べるための前歯(切歯)が上下2対ずつ8本、肉・魚や繊維の多いものを食べるための犬歯(糸切り歯)が上下1対ずつ4本、穀物を食べるための奥の臼歯が上下5(4)対ずつ20(16)本で構成されています。
前歯2:犬歯1:臼歯5(4)の割合なので、食べ物の取り方もそれに準ずるのが理想だという考えです。

これに関しては、理にかなっているという意見もあれば、歯の数だけで決めるのは極端だ、他の動物の歯数と比較すると正当性がないなど賛否両論あるようです。
確かに、国や個人によっても生活環境や体内構造の違いなどあるので、歯の割合通りの摂取が適しているかは一概にいえないかもしれません。

けれども少なくとも、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「和食」は、このバランスに近いとは思いませんか。
無形文化遺産の「和食」とは、「穀類主食」「一汁三菜」の栄養バランスに優れた健康食をあらわしています。
現代の日本の食卓は和洋中さまざまであり、もちろん、それはそれで楽しく美味しい食事ですが、「最近、ちょっと食べ過ぎたかな?栄養が偏ったかな?」と思った時には、こんなこともひとつの参考にしてみてはいかがでしょうか。